降り積もった雪。

真っ白に、何にも染まらず。

ただキラキラと日の光を反射していた。


















「わー…結構積もったね」
「そうだな」

朝起きてみると外は白が溢れる世界になっていた。
そんな外を見た瞬間のの嬉しそうな顔が脳裏に浮かぶ。
2人で外に出てみると、何故かは妙な使命感に燃え始めた。

「これは雪だるまを作らなくては…!」
「え…」

手袋も無しに?というかその使命感は何だ?
いや、それ以前に雪だるまを作れる程積もってもいないぞ。

くるりと私に背を向けてしゃがんだに、私は手を伸ばす。
の肩に手が触れるか触れないかの瞬間、視界を覆い尽くしたのは白。

「っ!?」

少し顔を退くと、こちらを向いて彼女が差し出していた物は…
両手に載る程の小さな…

「雪だるま」






がにこりと笑った。












「っくく…」
「ちょっと…何で笑うの!?」

彼女はいつも私の考えを見事に打ち砕いてくれる。
笑いが治まるまで、きっとあと10秒くらいかかるから。

そうしたら君に言うよ。




――そういう所、大好きだ




ってね。






Fin.


「真っ白」の別バージョンという感じ。