心にあるその大きな焔


これから何度も揺らぐ事があるかもしれない


けれど、決して消えないように




















今着ているのは私服で、いつも着ている軍服はトランクの中。
出張といえど、汽車などに乗る際は軍服より私服の方が何かと都合が良いからだ。

「忘れ物は…よし、無いかな」

前回セントラルへ行った時よりもやや少なめの荷物。
はトランクを持ち、玄関へ向かった。

…」

後ろから掛かった声に振り向くと、複雑な表情を浮かべるロイが立っていた。

「すまなかった…焦らなくて良いんだ。私はずっと待ってるから」
「ありがとう、ロイ…いってきます」

ふわりと微笑んだをそっと抱き寄せ、ロイは軽くキスを落とした。




















車窓から見上げた空が、ムカつくくらいに青かった。
胸元に青く輝く石を握りしめる。

「…もう誰も泣かせはしない」

 絶対に。












小さくとも、心の強くこもったその声は、
左から右へ。風景と一緒に流れ去っていった。









 

リハビリ。
すみません…最短記録更新です;